狼神様

一部、読みやすさを考慮し、改行を入れさせて頂いた部分がございます。(熊猫)

投稿日 : 2018/03/27(火) 22:58 投稿者 : ジョニー

この小説は、みかん箱に収録されている[狼神]を元にした小説です。 元小説はこちらにあります。



投稿日 : 2018/03/27(火) 22:59 投稿者 : ジョニー

ある山の中に、狼神 という神さまがいました。


狼神は、その名の通り大きな狼の姿をしており、

真っ白な毛と赤い目が特徴の神様です。

狼神は、この山の守り神として、山に住む生き物たちを

様々な厄災から守ってくれていました。



その山の中腹辺りに、小さな村がありました。

この村も、昔から狼神によって守られており、

村人たちも狼神を村の守り神として信仰していました。



投稿日 : 2018/03/27(火) 23:01 投稿者 : ジョニー

ある日、狼神が村のすぐ近くまでやってきました。


狼神は普段、山の奥深くに巣を作ってくらしており、

人前に姿を現すことなど滅多にありませんでした。

なので、彼が人の住む村にまでやってくるなんてことは

異変と呼んでもおかしくありませんでした。



投稿日 : 2018/03/27(火) 23:02 投稿者 : ジョニー

村人たちは大混乱しパニックに陥りました。


『狼神さまがこんなところまでやってくるとは…一体どういうことだ?』

『何か大きな災厄が起きる前触れなのか?』

『一体この村はどうなってしまうんだ!?』

などと阿鼻叫喚の大騒ぎ。



投稿日 : 2018/03/27(火) 23:03 投稿者 : ジョニー

このとき、狼神は数百年に一度の発情期で、

性欲を持て余しあてもなくさまよっていたら、

偶然村の近くに来ただけでした。

しかし、そんなことを知らない村人たちは、

異変を何とかしようと試行錯誤し、

ついには生贄を捧げるということになってしまいました。



投稿日 : 2018/03/28(水) 07:39 投稿者 : ジョニー

その村に、美弥という女の子がいました。

彼女は、村の百姓夫婦の一人娘でした。

優しく 思いやりがあって、

村の人々からそれなりに好かれていました。

ある日美弥は、村の人たちが何か話し合っているのを聞きました。

そこで、狼神さまが村の近くまでやってきているのを知りました。

そして、生贄をどうするかという話が聞こえてきて、美弥は決心しました。

心優しい彼女は、村人たちに

『私が生贄になります!』といったのです。



投稿日 : 2018/03/28(水) 07:40 投稿者 : ジョニー

生贄として選ばれた美弥は、村の入口にやってきました。

すぐ近くで、狼神が息を荒げながらうろうろしています。

美弥は、村の人たちと、彼女の両親に一礼して、

狼神に向かって歩いていきました。


狼神は、美弥をみた瞬間に彼女に飛び掛かりました。

彼女の細い体にのしかかり、白い柔肌をなめまわし、

快楽の渦に飲み込まれ、その処女の中に果てました。



投稿日 : 2018/03/28(水) 07:41 投稿者 : ジョニー

狼神に処女を散らされ、その精を胎内に受けた美弥は、

自らも山奥で過ごすことになりました。

彼の狩ってきた動物の肉や、小さな木の実を食べ、

川の水で喉を潤し、または体を清め、

寒い夜には狼神に寄り添って眠りました。


そしていつの頃からか、

美弥のお腹は大きく膨れ、新たな命の鼓動が感じられるようになりました。

彼女の雰囲気も、可憐な少女のものから、

子を慈しむ母のものへと変わっていました。



投稿日 : 2018/03/29(木) 20:42 投稿者 : ジョニー

ですがその日々にも終わりがやってきました。


「ぅう…ん…、はぁはぁ…、ぅううう~~……」

ある満月の夜、美弥の大きく張り詰めた腹部が、

激しく、定期的に痛み出したのです。

美弥は深い森の中、大きな樹の根元で出産するのです。

そう、まるで獣のように。



投稿日 : 2018/03/29(木) 20:43 投稿者 : ジョニー

(別の人の視点になります。)


森の中を一人の狩人が歩いています。

「こ、ここはどこなんだ?村へはどっちに行けばいいんだ!?」

その晩、この狩人は狩りに出たまま森の中で迷い、帰れなくなっていたのです。

すると、森の奥から唸るような声が聞こえてきたのです。

荒い息遣いも。

「あわわわわ……」

彼は恐れながらも声のするほうへ近づいて行きました。

草むらに隠れ、木々をかき分け、泥まみれになって。

するとその先にあったのはとても大きな木。

そしてその根元に座り込んでいたのは、一人の少女。

その体つきから、妊婦であることもわかりました。



投稿日 : 2018/03/29(木) 20:43 投稿者 : ジョニー

最初狩人の男は警戒しました。

なにしろこの周辺の森では物の怪……つまり悪霊が少女の姿に化けて、

油断した相手を食べてしまうというのはよくあること。

[森で助けを求める人間は基本的に無視する]

このことは、もはや狩人の間では常識と言ってもよいことでした。

「ぅう…いっ痛い…たすけ………ッあ」

少女は尚も呻き続けています。

そこで狩人は一旦足を止め、目の前に銃をかまえます。

もしそこにいるものが物の怪なら心臓を打ち抜き、もし本当に少女なら………


とりあえずそのときのことは後で考えることにしました。



投稿日 : 2018/03/29(木) 20:44 投稿者 : ジョニー

そして少女のもとまで辿り着いた狩人は、思わず息を呑みます。

少女のお腹は、彼女の細い体つきとは不釣り合いにぷっくりとふくれ、

そのあまりの大きさには人外の気配を感じさせます。

やはり人間ではなかったのか、狩人は一瞬そう思いました。

が、くしゃくしゃになった長い髪の中から大きな瞳に涙をいっぱいに溜め、

上目づかいに助けをもとめるようにこちらを見る少女を

物の怪であるとはどうしても思えません。

(この少女は人間だ)

そう思いたい狩人でしたが、無視できない点が一つありました。

この少女の大きすぎる腹部と、それにつながる小さな秘部……

そこから見える頭部と思わしきそれそれは、

明らかに人間のそれとは違うものでした。

狼神の子供が誕生しようとしていたのです。



投稿日 : 2018/03/30(金) 11:48 投稿者 : ジョニー

「君!何があったんだ!!話してくれ!」

とりあえず狩人は事情を聴いてみることにしたのです。

しかし、少女は到底しゃべれる状況ではありませんでした。

その時、ふと気付いたことがあったのです。

彼女の股間からのぞく、魔物のような頭も、

今見ると人間とそれほど変わらないということ。

ただ、頭には犬の耳らしきものがあったのです。

「狼神様か……」



投稿日 : 2018/03/30(金) 11:49 投稿者 : ジョニー

狩人の男も、その少女・・・美弥と同じ村に住んでいるのです。

当然、狼神のことだって知っています。

もし狼神を傷つけるような、まして殺すようなことがあれば、

呪われ永遠に生と死の間をさ迷うことになるんだと、

小さい頃からよく聞かされていました。

「ぅう…苦しい…痛い…、た、助けて…ぇ…っ」

それに目の前で産みの苦しみに悶絶している少女を見捨てることも出来ません。

とりあえず少女の身体に触れようとしたとき、狩人は獣の気配を感じ、

ハッと辺りを見回しました。

すると背後から、

狩人より二回りはあるかというほどの大きさの獣が現れました。

狼神です。



投稿日 : 2018/03/30(金) 11:50 投稿者 : ジョニー

「う、うわぁああ!!」

狩人は恐れ慄き、 獣を撃つ銃を背中に担ぎ、

巨木にしがみつき必死に登り逃げました。


狼神は狩人など気にもとめずに、美弥に向かって、

ゆっくりと、どこか威厳のある様子で近寄りました。

「狼神さま…!、…うっ!あぅううう~~っ、い、痛い…ぃ…っ」

陣痛が容赦なく美弥を襲い、膣から羊水が噴き出します。

狼神は彼女の秘所に鼻先を近づけ匂いをかぐと、

ソコから覗く新たな眷属の頭部を、愛おしむようにぺロリと舐めました。



投稿日 : 2018/03/30(金) 11:52 投稿者 : ジョニー

(美弥視点)

新たな命をこの世に誕生させるために、美弥の身体を激痛が襲います。

まるでこの世の全ての痛みが、美弥の腹部に集まっているようでした。

子宮は容赦なく収縮し、

「ああ~~~っ、ぐぅう…、ぅううううううう~~~…っ」

そして美弥の未成熟な膣が、赤子によって内側からこじ開けられていきます。

それはあまりにも大きく熱く、身体が内側から切り裂かれていくようでした。

美弥の身体は汗に濡れ、月明かりに怪しく浮かび上がっています。

痛みに翻弄されながら誰かに助けを求めたような気もしますが、

神を産み出そうとしている美弥を助けられる人間などいるはずがありません。

そして目の前に、あの狼神が現れました。

美弥の大きく開かれた足の間に入り込み、痛む秘所をぺロリと舐めます。

その行為はどこか優しく、まるで出産を助ける母のようでもありました。

「はっ、あぁあん、…痛…っ、ぅうう…、い、いや…あ、はあんっ、

…ぅうっ、あああああーーーっ…!」

もう美弥は、激痛と生まれて初めて感じるどこか快感めいた感覚で

わけが分からなくなってました。

そうしているうちに、自然に下半身に力を込めるようになっていました。

子宮の収縮に合わせて、赤子を…“彼”の仔を産み出すために。



投稿日 : 2018/03/30(金) 22:10 投稿者 : ジョニー

「う、ううーーーー…んっ!はぁはぁっ、ふぁあっ、イタぁい!

あぁあん、んぅううー………………っ!!」

息みに合わせて美弥の股間が大きく盛り上がります。

ですが美弥の出口はとても小さく、

会陰はまるで狼神の仔の頭を護るかのように包み込み、

美弥が力を抜くと胎内に押し戻してしまいます。

「ひぃいっ!ああ、痛…ぃい…っ。う、ぅう~~ん、はぁはああ、ぐ、ぅううーーーーー……っ!」

美弥は汗だくになって、まるで命を振り絞るようにして息みます。

痛みも恐怖も忘れ、

今はとにかくこの仔を身体の外に出すことしか考えられません。

「ああ…っ、出て…お願、い…っ、出てぇ!ぅ…んん゛ーーーー……っ!!!」

また股間は大きく盛り上がり、狼神も、まるで仔を導くように

必死にソコを舐めます。

会陰は今にも裂けそうにピンと張り詰めていますが、

幸か不幸か裂けることはなく、仔は押し戻されます。

出産をするには、美弥の身体は幼すぎたのです。

このままでは、美弥と共に狼神の仔も産まれることなく命を落としてしまいます。

「痛い…痛いぃい~~……助けて……っ狼神様ぁ!たすけてぇええ~~!」

助けを求める美弥の、祈るような叫びが、森に響き渡ります。

このままでは母体がもたない……どうやら狼神はそう判断したようです。



投稿日 : 2018/03/30(金) 22:12 投稿者 : ジョニー

(狩人視点)


狩人は絶望しました。

このまま木の上に隠れていれば自分だけは助かったかもしれない、

そんな思いが狩人にはありました。

もちろんそうすれば少女を見捨てることになりますが、

そんなことを言っている場合ではありません。

ときには薄情になる……これも厳しい自然を生きる狩人の鉄則です。

しかし狼神が狩人のいる木に近づいてきます。

狼神の嗅覚は、自分たちの縄張りに潜む侵入者を見逃しませんでした。

木に登れないのでは?という狩人の淡い期待は一瞬にして裏切られます。

突然木に近づいてきた狼神は、森全体に響き渡るような大声で吠えました。

「神」の一喝を受けた巨木は、

まるでそれが巨木ではなく柳なのではないかというくらいのあっけなさで、

ぺたんとしなってしまいました。

当然上に登っていた狩人は、狼神のいる地面へと叩きおとされました。

狩人が落ちた先は、まさに先ほど近づいてきた狼神の目と鼻の先でした。

「たっ助けてくれ!!頼むっ…!何でもする!!!何でもするから……」

しかし狼神の血走った眼に慈悲の感情は写っていません。

その表情は、おまえをバラバラにして、あの少女に喰わせ、

眷属誕生の養分にしてやる……とでもいいたげです。

そして狼神の鋭い牙が、狩人の体を貫こうとしたそのとき…



投稿日 : 2018/03/30(金) 22:13 投稿者 : ジョニー

「わっ、わかった!俺があの子のお産の手助けをする。

俺、狩人になる前は助産師の仕事してたんだ、嘘じゃねえ!!」

狩人はこう言いました。

狼神はそこで動きを止めました。

どうやら狩人の言葉を理解したようです。

そして狼神は後ろに向きなおり、ついてこいとでもいいたげに

少女の元へと歩んでゆきます。

そして狩人がその後ろをついてゆき、美弥の元へたどり着きました。

そしてついに、狩人は少女の助産をすることになったのです。

ただ、一つ大きな問題がありました。

彼は本当は女のお産に立ち会ったことなど一度もなかったのです。



投稿日 : 2018/03/31(土) 08:38 投稿者 : ジョニー

とは言え彼は狩人、獣の出産なら見たことはありますし、

飼ってる猟犬の出産を取り扱ったことがあります。

もっともそのときは、生まれて来る仔の命を優先して、

母犬の腹を裂いて取り出したのですが…。

目の前で苦しむ少女の腹をそのときのように裂けば、

狩人は間違いなく狼神に食い殺されるでしょう。

「お、おい、娘さん、大丈夫か?しっかりしな…」

美弥は分かっているのかいないのか、ぼんやりと狩人を見上げています。

「ぅうーーーっ、はぁあはぁあ゛っ、あああ゛~~~っ!」

美弥は陣痛の度にビクビクと身体を震わせ、鬼のような形相で苦しんでいます。

ですが狩人を見上げている瞳は、

涙に濡れているものの美しく澄み切っていました。



投稿日 : 2018/03/31(土) 08:40 投稿者 : ジョニー

狩人はとりあえず美弥の足の間を覗き込みました。

普段なら絶対に見る機会などないであろう少女の清らかな秘所は、

羊水に塗れ、仔の頭で醜く盛り上がっていました。

「ふぅうう~~~ん゛!っ、…で、ない、出ない…のぉ…っ、ううーーーっ!!」

外から見ても分かるほど全身をわななかせ、

どうにかして仔を押し出そうとしていますが、

如何せん、膣から繋がる出口が小さすぎるようです。

その肉の壁の割れ目は、

目一杯広がっても仔の頭の半分くらいの直径しかありません。

そこから、狼の耳を持った仔の頭がもどかしげに蠢いているのが分かります。

狩人は、ふと考えました。

(この出口をもう少し広げてあげれば、どうにか出産できるのではないか?)

頭さえ出てくれば、身体も問題なく出てくるはずです。

「ぁうう…、ん、んん…っ、ふ……ぅ…、だれ…か、…タス…ケ………」

そうしている間に美弥は意識が朦朧としてきたようで、

手足を投げ出しぐったりとしています。迷っている時間はないようです。



投稿日 : 2018/03/31(土) 08:41 投稿者 : ジョニー

狩人は最後に覚悟を決めるように。後ろを振り返りました。

狼神が、じっと自分達を見つめています。

「あ、あの、絶対にお子様の命を、お助けしますから…!」

狩人は、獲物を捌くための鋭いナイフを取り出し、

飲んで身体を温める為のアルコールを掛けて消毒しました。

「娘さん…、ちょっと我慢しなさいよ…」

狩人はついでのようにアルコールを一口呑み呼吸を整えると、

ピンと張り詰めた会陰と仔の頭の間に指を入れ隙間を作りました。

そして頭を傷つけないように気をつけながら、スッとナイフを滑らせ、

美弥の会陰を切り裂きました。



投稿日 : 2018/03/31(土) 08:43 投稿者 : ジョニー

(美弥視点)


見知らぬ男が鋭いナイフを手に持ち、美弥に迫ってきます。

助けを求めたこの男は、美弥の命を奪うつもりなのでしょうか。

美弥はナイフを持った男から逃げようとしましたが、

激しい痛みと疲労から身体はまったく言うことを聞きません。

それどころか、どうにか仔を産み出そうと力を入れ続けています。

『娘さん…、ちょっと我慢しなさいよ…』

やがて男は美弥の恥ずかしい大事な部分に手をかけ、

あろうことかナイフでソコを切り裂いたのです。

「ヒィイッ!やめてっ、いやぁあ…っ、痛ーーー…っ!!!」

衰弱しきった身体に、新たに焼けつくような痛みが加わりました。

そして痛みとともに、ソコからずるりと大きな塊が滑り出たのが分かりました。

彼女を苦しめ続けていた仔の頭が、ようやく出たようです。


「あぁんっ、…んっ、んーっ、ハッハッぁ!…ぅん゛ーーーーっ!!
い、たい…ぃ…っ、んっ、ぅぐううううーーー…………っ!!」

必死に力を入れ続けると、

ずるずると少しずつ仔の体が美弥の膣から出て行きます。



投稿日 : 2018/03/31(土) 08:44 投稿者 : ジョニー

そしてどれほどの時がたったのでしょうか。


「ふぅう、うう!! ううぅーーーーーーんん゛!!!」

産まれたのです。

熱く大きな塊が抜け落ちたその瞬間、

美弥を襲っていた痛みが嘘のように消え去りました。

「はぁ…はぁ……。ああ…ぅ……ん、ん…、…う、産まれ…た…の…?」

産み落とした狼神の仔の産声を聞きながら、美弥は涙を流しました。

人間とそう変わらない産声をあげるその仔を見て、狩人もほっとしました。



投稿日 : 2018/04/01(日) 14:46 投稿者 : ジョニー

出産を見守っていた狼神は、

新しい命の誕生を祝うように遠吠えを繰り返します。

美弥は、男が臍の緒を細く裂いた布できつく縛り、

ナイフで切るのをぼんやりと眺めていました。

「娘さん…、その、大事なとこ切っちまったけど、勘弁してくれよ…

あとで綺麗に縫い合わせて手当てしてやるからな」


「さあ、元気な赤ん坊だ。娘さんが産んだ狼神さまのお仔様だ…

たんと乳を吸わせてやんな」

そう言って男は、産まれたての、美弥の血をまとったままの赤ん坊を

胸の上に乗せてあげました。

産まれた赤ん坊は、赤い血に濡れていながら、

光輝く毛並みと、神々しいオーラをまとっており、

まさしく神の子だということを証明しているようでした。



投稿日 : 2018/03/30(金) 11:49 投稿者 : ジョニー

ありがとうおじさん。あなたのおかげで助かりました。」

狼神の子供に乳を与えながら、美弥は狩人に感謝の言葉を伝えた。


そう言われた狩人は、少し照れて目をそらしつつ、

「お、おいおいおじさんはよしてくれよ、これでもまだ二十過ぎなんだからよ」

と乾いた笑いで答えました。



投稿日 : 2018/03/30(金) 11:49 投稿者 : ジョニー

その後、狩人は無事に村へ戻ることが出来ました。

そして美弥は、狼神とその子供と一緒に、山で静かに暮らしました。


おしまい


元小説:狼神         


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