学校で

投稿日 : 2008/12/16(Tue) 22:25 投稿者 : つくば

「だから、ここの答えは…-ッ」
私はとある山奥の学校に勤めている教師。
結構新米で、まだ2年目の24歳。
そして、妊娠10ヶ月の妊婦。
それでもここの学校で人手がたりず、仕方なく産休に入っても仕事を続けていた。
「せんせー、どうしたの?」
「おなか痛いんですかぁ?」
「大丈夫よ、それより続き誰か分かる人ー!」
今日はお腹の張りがキツめ…
これ以上授業でつまっちゃったらみんな変に思うだろうし…
この授業が終ったら、保健室借りて休もう…
キーンコーン…
「せんせー、さよーなら!」
「うん、また明日ね!
ーーッ」
また張りだした…
この子の為にも早く休まないと…
そして私は保健の先生に事情を話し、保健室のベッドを借りて少し休むことにした。
―――――
「ん…あれ…真っ暗…--ッ!!」
起き上がった瞬間、お腹に鋭い痛みが走った。
「何…今の…
……大変!!」
時計を見ると、すでに11時を回っていた。
どうしよう…帰れない…
それに今日は金曜日。
しかもこの土日は先生方は学校を空けるって言ってたし…
「どうしよ…-ぅうッ」
立とうとすると、またズンっとお腹が痛んだ。
何…コレ。
それからポケットから携帯を取り出してみたが、圏外だった。
「あ…んン…ヤバ…痛ーッ
ぅん…ーーッ」
もしかして…コレが陣痛?



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